遺言書より超簡単!エンディングノートの書き方

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葬儀は何のためにするのか 改めて考えた日

葬儀やお通夜への参列は、どのくらいのお付き合いがれば参列しますか?

友人、知人、恩人、会社の同僚、会社の上司。
友人や恩人の親・兄弟、会社の同僚の親・兄弟・・・

みなさんは、いかがでしょうか?

 

先日突然の訃報で、友人のお父さんが亡くなったことを知りました。

友人とは同級生で、同じ一人っ子。

学生時代から、仲良くしていた友人のお父さんは、私の恩師でもありました。

卒業し、結婚をしてからも、最初の子は同じ日に出産するという偶然もあって、着かず離れずという感じでした。

しかし、最近ではお互いに忙しく、連絡も途切れていましたが、共通の友人などから、お父さんの介護をしていると聞いていました。

 

お通夜に駆けつけると「私が最後に食べさせたご飯が、喉につまって・・」と、友人は泣きました。

最近は、認知症も進んでおられたようで、ご飯も介助が必要だったのでしょう。

友人の言葉に、「お父さん、本当に幸せだったと思うよ」と、一緒に泣きました。

 

私も同じ一人っ子。もちろん、子どもが何人いても、子への愛情は変わりませんが、一人っ子への親の愛は、また別のものがあると、私自身も思っています。

友人のお父さんも、最愛の娘に介護され、食べさせてもらったご飯が原因だったとしても、それは本望だと思います。

 

突然の最期を迎えた恩師の葬儀は、教え子や関係者の歌う歌声に包まれ、恩師の生前の様子やエピソードが語られ、緩やかな時間が流れていくものでした。

ただ、形式だけの葬儀ではなく、参列者みんなが恩師の在りし日を思い出し、涙しながら最期の時を一緒に過ごす。

 

華美でもなく、特別なことでもありませんでしたが、花に囲まれたお通夜と葬儀は、しっかりとお別れをすることができました。

 

葬儀をするしない

葬儀の価格競争

面倒なことはしたくない

誰にも知らせたくない

 

最近は、葬儀に関しても色々な考え方があり、どんどん簡単な方へ流れているように思います。

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確かに葬儀については、亡くなって精神的にも大変な時に、会館との相談や様々な対応、親せきへの気遣い等々、考えればうんざりする…ということも、あるかもしれません。

しかし、そのようなことは一部でしかなく、一番大切な事は「その人の在りし日を偲び、しっかりとお別れをする」ということではないのかと。

 

「お金をかけたくないから、祭壇はいらない」のではなく、 お別れをするのに、何が必要なのかを考える。

「面倒だから、家族葬ですませる」のではなく、お世話になった方、本人もお別れをしたい人はいないのか?伝えたい人はいないのかを考える。

「知らせたくない」ではなく、自分が知らせてもらえなかった時に、どんな気持ちがするのか考える。

 

友人のお父さんのお通夜、葬儀を通して、葬儀は何のために?誰のためにするのか?を、改めて考えた2日間でした。

 

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