空き家対策措置法がスタート!エンディングノートで現状把握を
こんにちは。
エンディングノートの書き方講師、エンディングノートナビゲーター®、終活講師の赤川 なおみです。
いつもエンディングノートの書き方入門講座の中で、「不動産」についてお話しする際、必ずお伝えすることがあります。
それは「家・土地をお持ちの方は、もしも誰も住まなくなったとき、売れますか?」ということ。
昭和の時代は「夢のマイホーム」ということで、こぞってマイホームを購入していました。
いえ、今でも消費税10%までに・・ということで、車と住宅の売れ行きは良いそうですね。
しかし、ここで考えたいのは「住む人はいるのか?」ということ。
後々、住む人はいるのでしょうか?
「そんなの今はわからないけど、住まないなら売れば良い」と言われます。
では、お住まいの土地や家、売れそうな場所に建っているでしょうか?
売れなければ、どうしましょう?
昭和の良き時代、団塊の世代の人たちは、土地とマイホームを持っていればプラスの資産として考えていました。
老後も安心だとばかりに、何十年ものローンを組んでマイホームを手に入れました。
さて、その団塊の世代の人たちが定年を迎え、老後住むところの心配もなく悠々自適に生活…
ゆくゆくは息子家族が帰ってきて住むだろう…
と思っていたら、息子は就職先の都会にマイホームを購入し、娘は嫁いでいった。
さて、自分たち亡き後この家はどうするか??
もしかして、買い物も不便、公共の交通機関はなく、車がないと生活できない。
そんなところではありませんか?
そうなると、売ろうにも売れない…ということになります。
売れないけど、住む人もいない。
はい、これって「空き家」になる可能性大ですよね。
「まぁ空き家になっても、誰にも迷惑かけないよ。自分の土地なんだしね」
これまでは、更地にできないからと、空き家でもそのまま建てて放置という家も多く見かけました。
しかし、空き家になったとしても、そこに家が建っている以上、税金はかかりますね。
そして、そんな放置空き家が多くなり、不審火や不法投棄などで、近隣からの苦情などの問題があげられていました。
そこで、2015年5月には「空き家対策措置法」がスタート。
空き家もただ事ではなくなりました。
知らん顔で住まない!税金も6倍??
行政の代執行で、解体費用が請求される??
このように、自分たち以外に住む人がいなくなることが想定される家は、早めにどうするか?を考えましょう。
「何とかなるわ」とそのままにして良いものか?
そうは言っても、どうすりゃいいんだ!!
まずはエンディングノートに書き出し、現状を把握していきましょう!
え?どうやって書くの?という時は、こちらもご活用くださいね。