遺言書より超簡単!エンディングノートの書き方

年間1,000人以上の方にエンディングノートの書き方を伝えているエンディングノートの書き方・終活講師、エンディングノートナビゲーターが解説します


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避難準備情報より大切なこと〜離れて暮らす両親のこと〜

こんにちは。エンディングノートの書き方・終活講師の赤川なおみです。

台風11号が猛威をふるいました。みなさまの地域では、大丈夫でしたか?

私の住む瀬戸内地域は、本当に温暖で災害の少ない恵まれた地域。そんな我が家にも、今回の台風11号では、聞き慣れないサイレンが鳴り響きました。

「緊急速報 避難準備情報の発令」

saigomoegao6668.hatenablog.com

 速報が出た後、Facebookにも「避難するべき?」「今から移動する方が、危なくない?」など、様々な投稿があがりました。

年齢に関係なく、緊急速報を見れば「どうしたら良いのか?」と、不安になりますね。

その解消法として、FacebookTwitterなど、リアルタイムに情報を交換できるSNSを利用していれば、その中で情報交換することも可能です。

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しかし、そのようなモノを利用していない、家には一人という場合、この不安は計り知れないと思います。

「避難所に行くか、行かないか」でも迷うのに、「じゃ行こう!」となった場合、どうやって移動しましょう?

緊急時の避難所への移動は、車よりも徒歩ですが、台風のように雨風のひどい場合は、徒歩は難しい。

 

しかも、子ども連れや高齢者の場合、自力で避難所へ移動することは、大変難しいと思います。

今回も「実家の両親だったら、どうやって避難するだろうか」と考えました。父は自力歩行は可能なものの、長距離歩くことは不可能です。このとき、どうしても「ギリギリまで家で待機しよう」という気持ちが働き、究極の事態になった時には動けない。そうなりはしないかと。

 

最近は、災害が多くなって「緊急速報」は、早めに出るようになりました。

そのことは、とても良い事だと思うのですが、発令する行政は「出せば良い」ということに、なってはいないでしょうか。

発令したら「誰が、どのように避難するのか」「地域の声かけはどうなのか」「どこに自力移動が不可能な世帯があるのか」これらの把握は、進んでいるのでしょうか。

 

とはいえ、行政に全てを押し付けても、それは無理と言うもの。

だとしたら、自分で「緊急のときには、誰に来てもらうのか?」「どのような移動手段があるのか?」「地域では、誰に頼めるのか?」を、調べる必要があります。

 

また、エンディングノートには、緊急連絡先がありますが、避難をする場合には「ここに移動するよ」と、一言緊急連絡先の相手には、連絡をする。

いえ、慌ただしい時には難しいとなれば、エンディングノートに書いたら「近所の避難所はここだから」と、普段から伝えておく。

 

災害時に、避難所を何カ所も廻って探すということは、よくあります。

混乱しているさなかに、身内を捜すのは、とても大変です。ですから、移動するなら、その前に「ここに行くから」と、一言伝える(それもできないほどの、緊急事態もありえます)。

 

離れて暮らす両親には、判断に困りそうならこちらから連絡をする。

もしも困っていたら、近所のどこに連絡をしたら良いのかを決めておく。

避難時には、どこに言えば良いのかを確認しておく。

 

いつでも持ち出すことのできる、いつでも確認することのできるエンディングノートを、まずは書いて確認しましょう。

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