呉服の日にもエンディングノートを
こんにちは。
エンディングナビゲーター®、終活講師の赤川なおみです。
今日は何の日?
呉服の日(5月29日=5ご 2ふ 9く)
普段着きものを推奨?している私。もちろん、今日も着物を着ました。
きっかけは祖母の着物でした
私が着物を普段着として着るようになったのは、祖母の家の整理をしたのがきっかけでした。
施設への入所を機に、長年一人ぐらいなった祖母の家を整理。
その中に沢山の着物があったのです。
祖母は大正生まれ。仕事柄か、冬場はよく着物を着ていました。
そういえば、とても可愛がってくれた伯母も冬は毎日着物の人。
なので、着物=普段着というイメージがついているのかもしれませんね。
二人の影響もあり、子どもの頃からお正月には着物で過ごすとか、夏は浴衣を着るということも多かったかな?
着てあげるのが一番ですよ
とはいえ、大人になり、4人の子育てをする中で、年末年始も、七五三も、着物を着る機会はなくなっていました。
そんな中、祖母の着物が我が家にやってきた。
最初は「持ち帰って売れたら良いなぁ」くらいの気持でした。
しかし、呉服屋さんから出た言葉は…
着てあげるのが一番ですよ
と・・・売れないというのです。
とてもオシャレで珍しい着物も多いし、何より祖母が大正の人にしては160㌢と大柄で、私にピッタリだったこともあります。
大柄な私にもピッタリなんて・・・
これは「着てね」ってことだよね。そう思ったんですよね。
ただ、残念だったのは「着物を着ていた」というのはイメージに残っているのですが「どれが好きだったか」というのは、わからないのです・・・
※祖母の着物です。私もお気に入り!
元気な時に聞いておこう
せっかく大切にしていたであろう着物。
本当にお気に入りの一枚、思い出の一枚を聞いておきたかった…
もし、それがわかっていたら「これは古いしどうかな〜」と思っても、大切にしますよね。
帯はすり切れそうな物が1本あって、これは気に入って使っていたんだなぁと思います。
だから、私も「少し短くて使いにくい」と思っても、愛着がわいてよく使います。
この「聞いておけば」がきっかけで、同居の母には「どれがお気に入りですか?」と聞きました。
お気に入りがすぐにはでてこなくても「これはこんな時に」「これは・・・」と色々話してくれました。
そうすることで、もしも処分することになって、何枚か選別することになっても「これはお気に入りだったから」と、自分や夫の気持も整理がつくと思うのです。
自分の大切な物はエンディングノートに
特別なことではなくても
これは私の大切なものです
とエンディングノートに書いておく。
それだけで、大切な人や家族は気持が楽になるのです。
「別に好きにしてくれたらいいよ」
迷惑をかけまいとして言う人が多いのですが、大切な人のことなら、大変なことでも「どうしたいのか」を知りたいとおもいませんか?
呉服の日も一つのきっかけです。
ぜひ、タンスを開けてみてください。
「初お給料で買ったな」
「お嫁入の時に持たせてくれたな」
「代々受け継がれている一枚だな」
その時感じた気持ちを、そのままエンディングノートに書いてみましょう。
自分らしいエンディングノートを書いてみたい方は