今井雅之さんの記者会見と訃報から学ぶ エンディングノートの書き方
こんにちは。
終活講師・エンディングノートナビゲーター®の赤川なおみです。
今日はふと目を向けたニュースで、色々考えてしまいました。
俳優 今井雅之さんの訃報
たしか、テレビで末期の大腸がんであることを告白されたのが、1ヶ月くらい前。
その時は、友人から「え?今井さん大変じゃん」と言われ、テレビをつけたものの、しばらく誰だか分からず・・・
すぐにググってみると、出てきた写真をみて「え〜〜〜〜!!!!」となったのを覚えています。
その時も、記者会見が体力的に辛そうで、本当に驚きました。
そして、今日。容態が急変したとのニュースでしたね。
最期まであきらめないことと現実を受け入れること
今井さんの記者会見では「僕は俳優を辞めるわけではありません」という言葉。
ご自身でも、体力の限界に気づき「病気には勝てませんでした」と言いながらも、それでも「俳優を辞めるわけではない」と最期まであきらめない。
しがみつくとか、現実逃避とか、芸能人の記者会見だからとか。
そういうことではない、どちらも今井さんの本音なんですよね。
役者として舞台で死ねたら本望だ!
マンガの台詞のようですが、本物の役者さんなら、みなさん言うであろうこの台詞。
今井さんだって、倒れるまで舞台に立ちたかったことでしょう。
しかし、大切だからこそ、大切な舞台だからこそ、自分が舞台で倒れるようなことがあってはならない。
そうなる前に身を引く。
そして身を引いてもなお、夢を持ち続ける。
生きているのがこんなに辛いとは
今井雅之さんの記者会見で、もう一つ印象に残った言葉は
生きているのがこんなに辛いとは
という一言でした。
大切な舞台を降りる事。
それは、何事にも代え難く、命を取られるほどだったことでしょう。
生きることが辛い、でも、生きてまた舞台に立ちたい。
今井雅之さんの記者会見は、決して「お涙頂戴」ではなく、
生きるとは何か?を教えてくれるメッセージでした。
自分のことは自分で決める
エンディングノートを書いておくということも、終活で何かを決めるということも、大切なことや大切な人を真剣に考えるからできること。
最期をどのように過ごすのか。
日常的に、そのような場面に直面するわけではないので、想像もつかないかもしれません。
でも、日常生活の中の細々としたことでも「自分で決める」というクセをつけること。
これならできませんか?
・今日は早く起きる
・今日は◎◎に出かける
・電話をしておく
・一つでも物を捨てる
・気になっていることを確認する
こんな「いつでもできるじゃない」ということからやってみる。
ここから全てが始まりますよ。
え〜そんなに簡単なことじゃ、やった気にならないよ。
と思われるかもしれませんが、まずはやってみてください。
もちろん「やらなくてはいけない」というのではなく、
自分で決めてやってみる、ですよ。
遺言書より簡単にエンディングノートを書くためには、
ぜひこの簡単なことから始めてみましょう。